すずきの書評・感想日記

本や映画、ゲーム、Kindle Unlimitedなどで読んだ電子書籍の感想です

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ジャレド・ダイアモンド著『銃・病原菌・鉄』

ピサロがアステカ帝国侵略したくだり。アタワルパはなぜ無防備だったのか。 インカ帝国やアステカ帝国は、ヨーロッパ人が持ち込んだ天然痘によって敗れた 歴史的に中国は統一されているメリット・デメリットを享受し、ヨーロッパは分裂しているメリット・デ…

朝井リョウ著『何者』

他人に理想の自分を想像してもらおうとしている 想像力が足りない人ほど、他人に想像力を求める。他の人間とは違う自分を、誰かに想像してほしくてたまらないのだ 淡々とした日常を続けて置いて、最後に仕掛けをもってくるのが舞台っぽい 何者(新潮文庫) p…

藤村忠寿著『けもの道』

定期的に無理やりコンテンツを作るよりは、良い編集ができるだけの間を空けてやった方がいい けもの道 (角川文庫) posted with amazlet at 19.09.11 KADOKAWA (2014-05-24)売り上げランキング: 67,390 Amazon.co.jpで詳細を見る

造事務所『裁判所へいこう! 』

直系の親族や同居している家族の窃盗は罪が免除される 裁判所へいこう! (PHP文庫) posted with amazlet at 19.09.10 造事務所 PHP研究所 売り上げランキング: 1,497,728 Amazon.co.jpで詳細を見る

島田裕巳&矢野絢也著『創価学会 もうひとつのニッポン』

田原本よりは池田さんに厳しめ。 学会の中で厳しく指揮を執っていた池田さんの姿が描かれている 初期は信者の拡大、言論弾圧事件後は選挙によってまとまる創価学会の姿 創価学会 もうひとつのニッポン posted with amazlet at 19.09.07 島田 裕巳 矢野 絢也 …

田原総一朗『創価学会』

公明党の総点検シリーズ、現場主義、調査主義。米軍基地や税制に切り込む 巡礼の対象だった大石寺 創価学会の顧問弁護士の山崎正友による恐喝罪。警察調書の確認 大阪事件の裁判記録 被雇用者の支持が多かった公明党。もし、なかったら55年体制の中でも、革…

高杉良著『広報室沈黙す』

記者会見などの裏側を描いた本。記者会見を取材する側は記者なのでたくさん記録は残っているが、取材される側の話はなかなか世に出ないもの。それをフィクションとはいえ、表に出した本書の意義が大きい。 取締役の人数が22人と多かったり、電話でのやり取り…