すずきの書評・感想日記

本や映画、ゲーム、Kindle Unlimitedなどで読んだ電子書籍の感想です

米原万里著『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』

 共産圏のお偉いさんの子どもたちが教育を受ける、チェコの学校に通っていた主人公が過去を振り返りつつ、現在の学友に会いに行く話。

 旧共産圏の国々が大きく変化する中、その渦中で育った子供たちの話は胸を打たれるものがある。

 ただ、インターネットで嘘松的なものを多く目にしてきた身としては、本当かなと思う話もいくつか。筆者のプロフィールを見ていると、ちょっと持ってるくらいだとは思いますが。

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)
KADOKAWA / 角川学芸出版 (2012-09-01)
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